第22回 バイデン周電話会談を受けて、米国は大国としての責任を自覚し、中国に歩み寄れ 環球時報社説
第22回 米中電話会談を終えて 環球時報の社説 ポイント 米国が中国に歩み寄ることのみで関係修復 中国は言行一致だが米国は不一致 米国は国内の反中勢力を抑えろ 米国は台湾独立を支援するな 14億の人口の意見は正しい China US Photo: VCG 7月28日夜、習近平国家主席は米国のバイデン大統領の要請を受け、同大統領と電話会談を行った。両主席は中米関係や相互の関心事について、率直な意思疎通と交流を行った。バイデン大統領就任後、中米首脳の電話会談は今回で5回目。 習主席は電話会談で、世界の変化と混乱に直面し、国際社会と世界の人々は中国と米国が世界の平和と安全を守り、世界の発展と繁栄を促進するために主導権を握ることを期待していると指摘した。習主席は、台湾問題に対する中国の原則的な立場を詳しく説明した。バイデン大統領は、中米協力の重要性を強調し、米国は中国とオープンなコミュニケーションラインを保ち、相互理解を深め、誤解や誤算を避けることを望むと述べた。また、米国の一つの中国政策は変わっておらず、今後も変わることはない、米国は「台湾独立」を支持しないと改めて強調した。 両首脳の電話会談そのものは、ポジティブなシグナルである。公式ブリーフィングによると、両首脳は電話会談でいつもの率直さを保ち、相違点を避けず、協力の意志を表明した。現在の中米関係にとって適切で、示唆に富み、建設的であり、客観的に見て、ある程度グローバルな規模で国民を安心させる役割を担った。この首脳間の交流は、中米二国間の関係にとっても、世界にとっても極めて重要である。 早くも10日前、バイデン氏自身含むワシントンの指導部は、中米両首脳の電話会談を控えメッセージをメディアに公開し、期待感を明確に表明していた。9月10日の両首脳の電話会談以降、バイデン大統領の発言は比較的前向きなものであった。しかし、中米関係は米国前政権が作り出した窮状から脱却できないばかりか、停滞し、悪化さえしている。根源は、バイデン大統領のこうした前向きな発言が、米国の現実の行動に移されていないことにある。つまり、中国人から見れば、ワシントンの実行力に問題があるのだ。 中米首脳の電話会談が行われた日、米...