第4回---航行の自由を逆手に取り、日本への警告として艦艇を一周航海させる。日本は中国の軍備成長を認めるべきだ。
Know Your Enemy----以下はCCPに近いプロパガンダメディア環球時報英語版の論調を
お伝えするものであり、当ブログの見解ではありません。
ポイント:日本は島国であり、中国艦艇を日本付近で航行させ、台湾問題や中国脅威論を唱える日本への警告を露骨に示す。
大型駆逐艦南昌は2021年10月の中露合同海軍演習で日本海に移動していた。Photo: Courtesy of Li Tang
日米が挑発する中、PLA艦艇が日本を遠距離周回する海上訓練を展開した
055型大型駆逐艦「ラサ」を先頭に、中国人民解放軍(PLA)海軍部隊が月曜日から火曜日に、日本の北西から東側および南側を航行し、島国近くの三つの戦略海峡を通過したと報じられている。このままの進路でて基地に帰還するなら、昨年の中露合同部隊による航海と同様に、日本を一周するという。
日本は中国の国防の正常な発展に慣れるべきであり、「中国脅威論」を誇張するのはやめるべきだ。一方で、アメリカと一緒に中国の台湾問題に干渉するのは、中国は主権、領土保全、発展の利益を守るため必要な手段はそろっている、とアナリストは述べた。
中国海軍の 055 型大型駆逐艦「ラサ」、052 型護衛艦「成都」、903 型補給艦「東平湖」、815 型電子偵察艦「天廊星」の 4 艦からなる艦隊は、6 月 12~13 日に日本の北西部にある対馬海峡を航行し、日本海に入った後、「ラサ」と「成都」は宗谷海峡を、「東平湖」と「天廊星」は津軽海峡経由で、木曜日から金曜日にかけて太平洋に入ったと防衛省統合幕僚監部が発表した。
日曜日から月曜日にかけて、「ラサ」、「成都」、「東平湖」は日本の東部海岸線に沿って南下しているが、領海外であることは確認しており、「天廊星」の所在は不明であるという。
日本側のプレスリリースによると、火曜日、中国の軍艦3隻は日本の南方へ航行した。
2021年10月、中露合同海軍部隊が共同海洋パトロールとして日本を一周し、055型1番艦の「南昌」が指揮艦になったと当時メディアは報じた。今回、055型2番艦の「ラサ」が率いる部隊も、同じような航海を繰り返す可能性があると、観測筋は予想する。
匿名希望の中国軍事専門家は2日、環球時報に、日本と米国が台湾問題で中国へ挑発を繰り返している今、横須賀の米海軍基地など日本の東側に日本と米国の最も重要な軍事基地があることから、PLAの海軍活動は警告の役割を果たすと述べた。
日米両国は、中国の主権、領土保全、発展利益を保護する能力がPLAに十分にあることを認識の上、慣れるべきであり、いわゆる「中国脅威論」を誇張し、中国を軍事的に封じ込めようとし、中国の内政問題である台湾問題に干渉するのはやめるべきだと、専門家は指摘する。
北京の軍事専門家・魏東秀 Wei Dongxuは環球時報に対し、PLA部隊の遠洋訓練は「台湾独立」分離主義者や外国軍干渉勢力への抑止力だと指摘した。
魏によると、強力な「羅紗」は運用能力が100%に達し、部隊の中核として遠洋で軍事任務を遂行することができるという。
防衛省統合幕僚監部によると、数日前にもロシア海軍の軍艦5隻の部隊が日本を周航している。前回両国艦艇が接近していないため、昨年の共同海上パトロールのようにロシア海軍活動が中国海軍と関連しているかどうかはまだ不明である、と観測筋は述べている。■
By Liu Xuanzun
Published: Jun 21, 2022 11:46 PM
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